太陽は、核融合によってエネルギーを生み出す巨大なプラズマの天体です。
その内部ではプラズマが運動し、磁場が作られ、磁場にはエネルギーが蓄えられます。
磁場が不安定になると、そのエネルギーが解放され、
太陽フレアやコロナ質量放出(CME)が起こります。
さらに、太陽からは常に太陽風が流れ出しており、
これらの影響は太陽風を通じて地球へと運ばれます。
つまり、宇宙天気は
太陽内部の核融合
→ プラズマの運動
→ 磁場の生成とエネルギー蓄積
→ フレアやCMEによる解放
→ 太陽風による伝達
という一連の流れの中で生じています。
この章で学んだ「太陽で何が起きているのか」という理解は、
次章で扱う「地球はそれをどのように受け止めるのか」という問いへとつながります。
宇宙天気は、太陽から始まります。
しかし、それだけでは完結しません。
次章では、そのエネルギーと粒子が地球の磁気圏や大気とどのように相互作用するのかを見ていきます。