私たちは毎日、天気予報を見て暮らしています。
雨が降るのか。
風が強いのか。
台風が近づいているのか。
そうした情報は、学校や仕事の予定、交通機関の運行、イベントの開催など、社会の判断に直接関わっています。
では、宇宙にも天気はあるのでしょうか。
もしあるとしたら、それを知ることは、私たちのどのような判断につながるのでしょうか。
宇宙は真空で、何も起こらない静かな場所だと思われがちです。
しかし実際には、太陽からは光だけでなく、粒子や磁場が絶えず放出されています。
それらは地球へ向かい、地球の周囲に広がる磁気圏や大気と相互作用します。
その結果として起こる現象の総称を、「宇宙天気」と呼びます。
宇宙天気は、特別な出来事だけを指す言葉ではありません。
地球は常に、太陽からの流れの中にあります。
宇宙天気は、遠い宇宙の話ではありません。
人工衛星の姿勢制御や故障。
GPSによる測位誤差。
航空機の通信。