― 惑星間空間から地球環境まで、シームレスにつながる物理 ―

第2章で身につけること

・太陽活動が惑星間空間を通じて地球磁気圏に伝わる過程を説明できる

・高エネルギー粒子が磁気圏を越えて上層大気へ侵入する条件を理解できる

・上層大気の応答が人工衛星・航空機・社会へ波及する仕組みを整理できる


第1章では、太陽で何が起きているのかを見てきました。

黒点が発達し、磁場にエネルギーが蓄えられ、フレアやCMEが起こる。そこまでは、太陽の側の物語です。

では、そのエネルギーや粒子は、地球に届いたとき、どうなるのでしょうか。

ここで大切なのは、

「太陽で起きたことが、そのまま地球で起きるわけではない」という点です。

CMEが地球方向に飛んできても、すべてが同じ強さの嵐になるわけではありません。

フレアの電磁波は数分で届きますが、粒子は数日かかります。

さらに、地球には磁場という“防御のしくみ”があります。

宇宙天気は、

太陽

惑星間空間

地球磁気圏