― 黒点とプロミネンス ―
磁場は、単に粒子の運動を曲げるだけの存在ではありません。
磁場そのものがエネルギーを蓄えることができます。
太陽のプラズマは常に流れ、回転し、対流しています。
その運動によって、磁力線は引き伸ばされ、ねじられ、歪みます。
これは、ゴムひもを引き伸ばしたときに弾性エネルギーが蓄えられるのと似ています。
太陽内部や表面では、プラズマの運動によって磁場が歪んだ状態になります。
この歪んだ磁場には、エネルギーが蓄えられています。
太陽表面に見られる黒点は、周囲より温度が低いため暗く見えます。
しかし、その正体は非常に強い磁場が集中している領域です。
黒点があるということは、
太陽表面近くに強い磁場とエネルギーが存在していることを意味します。
黒点は、太陽の磁場活動を目に見える形で示す重要な手がかりです。
太陽表面から弧を描くように立ち上がるプロミネンスは、
磁場によって支えられたプラズマの構造です。
プラズマは磁力線に沿って動くため、